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【ボルダリング上達への道】4級の壁《ムーブ編》

コラム

4級は、初心者と経験者を分ける壁となるグレードです。ほとんどの場合、クライミング未経験者が初日で4級を落とすことは難しいでしょう。
ここでは、前回の4級の壁《ホールド編》に続いて、4級をコンスタントに落とす為に知っておきたいムーブとコツをご紹介!

4級のムーブ

ヒールフック


かかとをホールドなどに引っ掛けて体を支える技術。ルーフや傾斜の強い場所で使われることが多いです。
やり方は、
01.フックさせる足をガニ股にする
02.かかとの外側、くるぶしの下あたりをホールドに乗せる(つま先は壁と反対方向を向いている)
03.つま先を立てるようにかかとを回転させてヒールをかき込む(つま先は天井を向いている)
このやり方がよく使われますが、ホールドの形状や次につなげる動作によっては必ずしも正解ではありません。
あくまで基本として覚えておいて、状況別に工夫していきましょう。

トゥフック


つま先や足の甲を引っ掛けて体を支える技術。ヒールフック同様、強傾斜の壁でよく使われます。
やり方は、
01.つま先、または足の甲をホールドに当てる
02.つま先だけではなく、脚全体の力でフットホールドを体に引きつけるように効かせる。
自分も最初そうでしたが、よくある失敗は
「足首をL字型にガチガチに固定して、かかりそうなところに引っ掛けている」だけの状態。
これでは次の動作を起こした際に外れてしまうことがほとんどです。
足首だけではなく、脚全体の力をうまく使いましょう。
また、慣れてくると、腹筋にも負荷が掛かってくるのが解ります。

手に足


手でつかんでいるホールドに足を乗せるムーブ。ちょうど良いフットホールドが無い状況などで使用されます。
成功のコツは
・足を乗せる部分を見極めて、あらかじめ手の位置を工夫する。
・ある程度の柔軟性が必要なので、しっかりとストレッチを行いましょう。
また、乗せる足がヒールフックバージョンの「手にヒー」と呼ばれる上位テクニックもあります。

ランジ

ジャンプしてホールドを取りに行くムーブ。ダイノとも言います。
これができると、初心者の方などには「すごいなあ」と思われるでしょう。
ムーブの流れは
01.腰を落としてタメを作る。
02.腕で上体を壁側に引き付けながら脚を伸ばして体を立てる。
03.フットホールドを蹴り出し、目標のホールドへ飛びつく。

コツは、
・01.〜03.の動きは流れるようにスムーズに。
・タメを作る際、数回体を振って反動をつける。
・推進力はほとんど脚の力。腕は壁への引き付けと方向の指定がメイン。
・邪魔なホールドとかあって怖いけど、壁に沿って飛ぶ(無理はしない程度に)
・引き付けから蹴りだしのタイミングが大事。
(早いと壁から離れた方向に飛んでしまうし、遅いと距離が出ない。)

全く人のことを言える立場ではないのですが、失敗の原因ぶっちぎりの第1位は
「怖くて腰が引けて体が壁から離れている」です。
これは精神論と言うよりは危険から身を守りたいという、当たり前の体の反応です。

最初のうちは無理をせず、「これくらいなら大丈夫」という距離から徐々に体を慣らしていきましょう。

ムーブをレベルアップさせる

基本的には、これらのムーブをしっかり使うことが出来れば、4級の課題とも戦っていくことができるのではないでしょうか?

しかし、
「そのムーブはすでにやってるけど4級は落とせないんだよ」という方、いると思います。

そんな方は是非、ムーブの精度を意識して課題にトライしてみてください。
例えば、フラッギングをするときに、5級の課題では軸足に対して30°逆足を流せばクリアできたとしても、4級の課題では60°流さなければクリアできないというようなことがあります。
それは、同じムーブでもグレードが上がれば求められる精度も上がってくるという事です。

ムーブをレベルアップさせるためには、
・限界グレードを中心に打つ
→3級以上のシビアな課題をトレーニング目的で取り組む。
・核心部分だけ途中打ちしてみる
→万全の状態で核心に触れることで、しっかりとムーブを確認。
・基本ムーブも忘れずに
→苦手なムーブを行う際、つい意識の外に行ってしまいがちな基本的なムーブ。
(体を壁に寄せる、腕を伸ばす、体重を足に乗せる、ホールドの良い位置を探る、etc….)
これらがおろそかになると、出来るものも出来なくなります!

特に、限界グレードやできないムーブを中心にトライするというのは、意識していないと意外とできないものです。
ついつい落とせるであろう5級課題を中心に打ったり、数トライしただけで自分には落とせないとあきらめたりしていないでしょうか?

うまくなりたければ適正グレードを、強くなりたければ限界グレードを打てです!

動きの幅が広がる4級からは、ボルダリングがグッと楽しくなります!
4級制覇を目指して、あきらめずにトライしましょう!

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