ジムで慣れたら外岩デビューしよう
ジムでのクライミングに慣れて初心者クライマーを脱した皆さま。“外岩”はもうデビューしたでしょうか?
外岩とは読んで字のごとく「外の岩で登ること」。
ジムでベテランクライマーの方々が「外岩行ってきた〜」と言うように話していることもあるかと思いますので、聞き覚えのある方もいるのではないでしょうか?
外の岩を登るというと「何か怖い」「すごく本格的な感じがしてまだ早いのでは?」と感じるかもしれませんが、そんなことはありません!
もともと、ジムで登るインドアクライミングは、外の岩を登るアウトドアクライミングの練習として発生したものです。
グレードも、ジムと同様に8級程度の簡単なものから、初段以上の非常に難しいものまであり、初級者でも上級者でも楽しめる課題がたくさんあります。
また、ジムでは味わえない外岩ならではの楽しさやメリットがあることも、魅力の一つです。
外岩のココが楽しい
基本的には自由に登れる
ざっくりとしたルートはあるものの、基本的には決められたホールドがなく、使えそうなホールドを手探り足探りで登ります。
(課題によっては「このガバは使わない」みたいな限定はアリ)
なので同じ課題でも登り方やムーブは人によって様々!自分なりの登り方を見出して完登を目指しましょう!
みんなが知ってる課題がずっと残っている
ジムで「〇級が登れた〜」と言ってジムメイトと喜びを分かち合う。
大変素晴らしいことですが、残念ながらそのジムの人にしか伝わりません。そしてホールド替えともに人々の記憶から忘れ去られてしまうことも。。
でも外岩なら大丈夫!
課題はずっと残っているし、外岩やる人みんなに伝わります!
自然の中なので気持ちいい
外岩のスポットは、川沿いや山の中にあることが多くクライミングを抜きにしても気持ちよく楽しめるものです。
ジムの課題や仕事に行き詰まった心をリフレッシュ出来ます!
帰りに温泉や地元のグルメを堪能するのもいいですね。
多分、強くなれる
外岩は手足自由なのは良いですが、どこが使えるかわからないパターンは多々あります。
わずかな凹みを使ったり、ずっとスメアで登らなければいけないこともあるでしょう。
ジムでホールドがあるということがいかに恵まれているか実感できます。
ゆえに外ばかり通って久々にジムへ行くとホールドやスタンスが易しく感じるようになるんです。
あと怪我しそうで怖かった課題も「ジムなら安全だから」みたいなメンタル強さが手に入ります。
外岩のココは注意
とはいえ楽しい外岩にも注意は必要です。以下のことには十分気をつけましょう。
怪我のリスク
スポーツに怪我は付き物。そして自然が相手ならそれはなおさらです。
特に注意が必要なのは着地。
クラッシュパッドという持ち運び可能なマットを地面に敷いてから登るのですが、それでも100%の安全が確保できるわけではありません。
本人のリスクに対する意識と周りの人のサポートは必須です。
マナー
自然を汚さないためにもゴミの持ち帰りやその土地のルールはしっかり守りましょう。
また地域の人やクライマー同士でも挨拶を。
あまりにもマナーの悪い人が増えてしまうとクライミング禁止になってしまうこともあるのです。
マナーを守って新しい挑戦を
外岩コラムはいかがでしたでしょうか?
外岩という新しい挑戦はきっとクライマーとして人を大きく成長させてくれるものだと思います。
皆さんも安全やマナーに十分気をつけてトライしてみましょう!
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