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【映画鑑賞】MERU/メルー

MERU エンタメ
画像引用:www.merufilm.com

難攻不落に挑む山岳ドキュメンタリー

3人のクライマーがヒマラヤで最も難しい登山ルートへ挑戦する作品『MERU/メルー』を観てみたので感想を書いてみました!
ざっくりしたあらすじや見所は書きましたがネタバレ無しなのでご安心ください!

概要

ヒマラヤ山脈メルー中央峰『Shark’s Fin(シャークス・フィン)』ルートは過去に1人の登頂者を出していない難攻不落のルート。このルートをコンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの3人が様々な困難を乗り越えて挑戦するドキュメンタリー作品です。

『シャークス・フィン』とは?

Shark's Fin

画像引用:www.merufilm.com

ヒマラヤ山脈メルー中央峰へのルートにあるサメのヒレのような形をした花崗岩の岩壁です。標高6100m地点にあり高さ460mもあります。シャークス・フィンを経由しての登頂は過去に20回以上の挑戦がありましたが誰1人成功者は出ていません。

難攻不落の理由

作中、ジャーナリストであり登山家のジョン・クラカワー氏が下記のように説明しています。

・複数の要素が混在しており氷雪壁も岩壁も登れてビッグウォールの能力も求められる。
・酸素の薄い高度にも強い必要がある。
・1日60m程しか進めない場合もある為、軽装備での短期アタックは不可能。
・食料や燃料、岩壁用のテント、ギア等の100kg近い荷物と上がらなくてはならない。
・荷物を担いでくれるシェルパを雇うことが出来ない。

以上のことから、エベレストとは別次元の難しさがあるとコメントしています。

出演

コンラッド・アンカー/ジミー・チン/レナン・オズターク

画像引用:www.merufilm.com
CONRAD ANKER/コンラッド・アンカー(画像:左)
ヒマラヤ、アラスカ、南極など各地で偉業を残している世界的なトップクライマー。THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)のクライミングチームのリーダーも務めている。本作品のリーダー。
JIMMY CHIN/ジミー・チン(画像:中央)
ナショナルジオグラフィックの写真家であり、アカデミー賞を受賞した映画製作者でもあり冒険家でもある。そしてもちろん彼自身も優れたクライマー。本作品の監督、撮影を務める。
RENAN OZTURK/レナン・オズターク(画像:右)
一流のクライマーでありながら映像作品や絵画も手がけるアーティスト。アメリカのノース・シックスシューターをフリーソロした映像がコンラッドの目に留まり参加。本作品の撮影を務める。

感想

再現VTRやわざとらしい感動へ誘うような演出の一切無い本物のドキュメンタリーです。
雪崩の瞬間や事故直後のショッキングな映像もあり、作り物ではない本物の恐怖と現実感があります。
作品の後半、メンバーそれぞれの苦難や葛藤(それと恐らく多くの批判も)乗り越えて、3人で登頂すると決めたその決断に胸が熱くなりました。

まとめ

下手なフィクションよりも現実離れした彼らのリアルな挑戦に圧倒されました。
個人的にはレナンの「さすがにこれはもう無理では?」という場面。
何かに絶望していたり不可能に近い事へ挑む人へ勇気を与えてくれるのではないでしょうか?
クライミングに興味が無くても、感じる物の多い映画だと思います!

以上、ドキュメンタリー映画『MERU/メルー』についてでした!

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