THE DAWN WALL/ドーンウォール
以前から気になっていたフリークライミングのドキュメンタリー作品『THE DAWN WALL』を観てみたので感想を書いてみました!
ざっくりしたあらすじや見所は書きましたがネタバレ無しなのでご安心ください!
概要
・ヨセミテ・エルキャピタン「THE DAWN WALL(ドーンウォール)」。フリークライミングが不可能と思われていたこのセクションに「トミー・コールドウェル」がおよそ7年もの歳月を費やして1本のルートを見出す。
パートナーの「ケヴィン・ジョーグソン」と共に史上最も過酷で困難なクライミングに挑んだドキュメンタリー作品。
El Capitan/エル・キャピタンとは?
アメリカ合衆国カリフォルニア州にあるヨセミテ渓谷にある花崗岩の一枚岩。高さは約1000mあり世界最大の一枚岩。
クライミングの聖地でもあり現在では様々なルートが開拓されている。
出演
- TOMMY CALDWELL/トミー・コールドウェル
- 画像 左:幼少の頃から父の影響でクライミング始める。
キルギスタンへの遠征では彼の人生に大きく関わる事件に巻き込まれるも奇跡の生還。
その後、クライマーとしては致命的な怪我など様々な困難を乗り越えて数々の偉業を達成する。 - KEVIN JORGESON/ケヴィン・ジョーグソン
- 画像 右:ボルダリングの全米ユース優勝という実力者。ボルダーではワールドクラスの知名度ですが、今回のプロジェクトまでビッグウォールはあまり経験していなかった模様。(ヨセミテも初だとコメントしていました)ちなみに、カタカナ表記だとジョーグソンだったりジョージソンだったりします。
スタッフ
- JOSH LOWELL/ジョシュ・ローウェル(監督)
- 画像 左:Big UP Productionsの創設者。主にクライミング、登山、アウトドア関連の映像作品を監督し、数々の賞を受賞。
- PETER MORTIMER/ピーター・モーティマー(監督)
- 画像 中:Sender Filmsの創設者であり自身もクライマー。ジョシュ・ローウェルとクライミング映像作品REEL ROCK Film Tourの共同創設者でもあります。
- BRETT LOWELL/ブレット・ローウェル(写真ディレクター)
- 画像 右:アウトドアアドベンチャー写真の専門家。
感想
まず、あまりにもドラチックすぎるトミーの人生に衝撃を受けました。
ネタバレ無しに留めると
・初コンペ→漫画の主人公第一話かよ!
・キルギスタンの事件→トラウマ必須の悲劇のヒーロー!
・クライマーとして致命的な怪我→これでさらに強くなる意味がわからない!
・恋人との別れ→これは、、まあありがち!
THE DAWN WALL無しでも映画化出来そうな位です。
そしてケヴィン。
単なるパートナーではなく彼の実力は本物のトップクライマー。
作中ではトミーが攻略出来ず迂回した困難なルートを成功させています。
15ピッチ目での彼の数日にわたるトライには画面越しに「ガンバ」を言わずにはいられないでしょう。
世界中の注目もあり、とてつも無いプレッシャーがあったと思います。
難関突破の迫力ある描写やヨセミテの大自然を映した映像はもちろん素晴らしいですが、
私が一番印象に残ったのは最終日の出発前、山頂を目前にして朝日を浴びている2人の会話のシーンでしょうか?
まさにTHE DAWN WALL(夜明けの壁)。
まとめ
映画評論家では無いので拙い表現になってしまいましたが、クライマーの端くれとしてこの作品に対する熱量だけでも伝えられればと思い執筆しました。
間違い無くクライマーにはオススメの映画です!
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